公立病院での出産入院

医療

こんにちわ、助産婦のチエコです♪

最近、出産病院についてメールで問い合わせを受けました。

日本とは違うので戸惑うことも多いですよね。

前回の記事でも書きましたが、オーストラリアの場合、

  • 出産場所の選択は公立病院(Public Hospital)
  • 私立病院(Private Hospital)
  • 開業助産師(Private midwife)の3つに分けられます。

多くの方が公立病院もしくは私立病院で出産をされるので、その違いについてお話ししようと思います。

産後の入院期間

公立病院の場合は帝王切開で出産しても入院期間は3日です。

経腟分娩の場合、長くても2日、早ければ出産したその日に退院することもあります。(ちなみに私は2人とも産後12時間後には家にいましたー。)

入院期間の短縮化の傾向がみられます。というのもコロナ感染予防のため、またオーストラリアはベビーブームが続いているので、正直、ベッド数が足りないんです。

母乳育児を希望している場合、赤ちゃんがおっぱいを上手に吸え、母乳分泌も増えてくるのは産後2-3日後。

つまり、母乳育児がしっかり確立しないまま退院することも往々にしてあります。(これは見ていて心が痛い。。)

そんなに早く退院して大丈夫なの⁇と思われるかもしれません。

この退院、実は身体は家に帰っていてもシステム上はまだ入院しているんです。

どういうことか⁇

病院の助産師が自宅訪問

退院した後、病院の助産師が自宅訪問に来ます。

回数は入院期間やお母さん/赤ちゃんの様子次第ですが、多くの場合1-2回です。

コロナの真っ只中はこの訪問も電話で確認、ということもありましたが、今は対面の訪問に戻っています。訪問時間は30分から1時間ほど。この短い時間の中でどこまでサポートできるのか。。(私は疑問ですが。。)

私からのアドバイスとしては、入院中は遠慮せず、どんどん助産師の援助を求める、退院してから何か疑問があれば夜中でも病院に連絡する、退院から訪問までの間になにか不安や質問があればメモしておく、写真や動画を撮っておく。

訪問は通常生後5日目くらいまで。

もし訪問で問題がみつかった場合は病院にもどることになりますが(よくある原因としてあ赤ちゃんの黄疸など)、問題なければ正式に退院です。

次回は私立病院についてご紹介しますね。

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