出産時の病院へ連絡するタイミング

医療

こんにちは、助産婦のチエコです♪

今回は出産時の病院へ連絡するタイミングについて。

出産予定日は妊娠40週目(最後の生理開始日から40週目)を言います。ですが、出産予定日通りに生まれてくる赤ちゃんはとても少ないです。

妊娠37週から42週の間の出産を正期産といい、この間に赤ちゃんが生まれてくることがほとんどです。なので、妊娠36週を過ぎたくらいから、いつ赤ちゃんが生まれてきてもいいんだ、と心の準備をしておきましょうね。

出産が近づいてきた兆候

出産が近づいてくると、『出産が近づいてきた兆候』が見られることがあります。

その兆候の有無や程度は人によって異なりますが、以下のような変化がみられるかもしれません。

  • おなかが以前より張る(不規則で、痛みもバラバラ。眠ることもできます。)
  • 胃のあたりが空いたような感じで、よく食べられるようになる(赤ちゃんの頭が下がってきています。)
  • お通じがよくなる/便秘になる(下がってきた赤ちゃんの頭が直腸を圧迫しています。)
  • 尿が近くなる(赤ちゃんの頭が膀胱を圧迫しています。)
  • おしるしがある(わずかな出血です。真っ赤な出血ではなく、卵の白身の中に少し血液が混じったような出血です。)

このようなサインが見られても、赤ちゃんが元気に動いていて、自分も心地よく過ごせているのであれば、家で様子をみて大丈夫です。

出産のサイン

以下のような『出産のサイン』が見られるときには病院へ連絡しましょう。

  • おなかの張りが規則的に来て、間隔がどんどん短くなり、痛みもどんどん増してくる(初めての出産かそうでないか、病院と家との距離などによっても違いますが、間隔が5分おきで耐えられない痛みの場合は連絡しましょう。)
  • 破水した(陣痛が始まってから破水することが多いですが、陣痛がなくても破水することもあります。破水かな?と思ったら、陣痛の有無に関係なく病院へ連絡しましょう。)

また以下のようなサインがあるときには、出産のサインがなくても病院へ連絡するべきです。

  • 赤ちゃんの動きがいつもより少ない(出産が近づくと胎動が減る、と聞いたことがある方もいるかもしれません。しかし、これは間違いです。元気な赤ちゃんは生まれるまでいつも通り動きます。ただ、おなかの中のスペースが減ってくるのと、頭が骨盤に入り込んでくるので、妊娠中期のようなダイナミックな動きではなくなるかもしれません。)
  • 性器出血がある(おしるしとは違い、真っ赤な出血です。量は少ないことも多いこともあります。おしるしかどうかの区別がわからないときも連絡しましょう。)
  • 急に身体がむくみ、且つ、目が見えにくくなったり黒い小さなものが見えたりする(むくみはよく見られますが、それだけでなく視力障害があるときには病院に連絡しましょう。血圧が高くなっているかもしれません。)

病院は24時間、365日稼働しています。

何か心配や不安なことがあれば、いつでも病院へ連絡しましょう。

そうすれば電話に出た助産師が赤ちゃんやお母さんの様子についていろいろ質問し、どうしたらいいかの助言をくれます。

連絡は必ず自分でしましょうね。もし英語に自信がない場合は、時間に関係なく電話通訳を付けてもらうことができます。電話口で頼みましょう。

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