オーストラリアの医療について

乳幼児
オーストラリアの医療について(個人的な体験談です)

GPについて:

皆さん薄々お気づきかと思いますが、オーストラリアでは風邪レベルでは医者(GP)にかかりません。パナドール買って飲んでと言われて終わりなので軽い症状での受診は時間とお金の無駄です。抗生物質とか滅多に処方されません。それを知らずに、2週間続いた咳を相談に行って、はちみつ1日2杯飲んでおけば大丈夫!それでも不安ならコフシロップ(咳止め)買って飲めばと言われて$75チャージされて以来、私達家族はGPにかかっていません…。

もちろん、心配な場合は医師にかかるべきですが、寝て治る程度なら寝て治しましょう(笑)薬がほしければまずは薬局に薬剤師に相談に行きましょう。OTCならその場で買えますし、処方箋が必要なレベルなら医者にかかるよう勧めてくれます。日本よりも薬剤師の権限が広いので頼りになります。コロナのワクチンやインフルエンザワクチン摂取や公的書類サインなんかも薬局でも受け付けています。

乳児の救急車:

我が家は生後娘が6ヶ月の時に夜中に顔面蒼白で呼吸がおかしくなって、救急車を呼んだことがあります。10分強で最初に救急車&隊員2人が駆けつけ、すぐにモニタリングしてくれました。ただ、1歳未満の乳児は普通の救急隊員では対応できないとのことで、更に10分強、モニタリングを継続しつつ、乳児専用救急隊員の到着を待ちました。結果的にやっぱり病院に搬送した方が良いと判断されてRoyal Children’sに搬送されました。病院では受付から10分で医師に診察してもらえました。うちの場合は、最初の救急隊員到着から少し顔色が戻って症状が落ち着いてきたのもあり、速攻で緊急搬送とならず若干やきもきしました。緊急の時にも世間話でその場を和ませる救急隊員もオージー流だなと思いました。

妊娠出産:

妊娠出産をオーストラリアで経験し、パブリックだとエコーが妊娠中に2回しかないらしいとか、体重管理する気ゼロだとか(ママがハッピーで自分で大丈夫と思うなら大丈夫!と)、日本との違いに驚きましたが、いざ緊急帝王切開になった時や不正出血になった時などの対応が素早く、単におおらかなだけでなくポイントを抑えて無駄なことをしない医療方針なんだと思い直しました。

不妊治療:

オーストラリアでは34歳位を堺に、妊娠希望しても妊娠しないカップルは不妊治療医を紹介されます。また、シングルでも将来出産を希望する場合は卵子凍結を勧められます。うちの場合は37歳でGPに妊活期間を伝えたら、ビックリされ、速攻で不妊治療医に予約を取りなさいと怒られました。それがなければまだ子供がいないままのんびりしていたかなと思います。不妊治療は一度始めると驚くほどスムーズでした。因みに、ビクトリア州は不妊治療を始める前にポリスチェックなど書類を集めるのに1ヶ月くらいかかります。

まとめ:

海外で医療を受けるには、日本とは勝手の違う医療サービスでつい不安になりがちですよね。

私も今回、ビクトリア州の医療サービスを調べていて、思ったよりも色々な選択肢が用意されていると知りました。

また、特にオーストラリアの中でもメルボルンの医療レベルは高く、最新機器を駆使した医療提供、最新の教育を受けた医師が在籍していて、そういう意味では安心と言えると思います。医療用語はなかなかわからないことも多かったりしますが、ドクター達も移民に慣れています。事前に質問をまとめたり、スマホの翻訳機能を使ったり、知人や通訳に付き添いを頼んだりしながら、しっかり意思を伝えてコミュニケーションできたら良いですね♪

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