乳腺炎対策

乳幼児

こんにちは、助産婦のチエコです♪

ずいぶんご無沙汰のコラムになります。

ごぶさたしている間に夏が過ぎ、秋らしく朝晩が冷え込むようになりましたね。

妊婦さん、身体を冷やさないように気を付けてくださいね。

さて、前回は乳腺炎について、乳腺炎をいかに予防するかという点から正しく吸わせること、おっぱいに母乳を残さないようにすることの大切さをお話ししました

乳腺炎になったときの対処法

今回は乳腺炎になったときの対処法について。

乳腺炎の症状は

  • おっぱいの一部が赤くなり痛い
  • しこりがある
  • 風邪やインフルエンザのように関節が痛い
  • 熱が38度以上ある

などです。

熱がある場合には抗生剤を服用しなくてはいけないかもしれません。

抗生剤の服用の有無に関係なく、大切なのは母乳を続けること・頻回に飲んでもらうこと、です。

乳腺炎を起こしている側のおっぱいは出が悪くなっているので赤ちゃんがあまり飲みたがらないかもしれませんが、それでもおっぱいを吸わせましょう。

できれば乳腺炎を起こしている側から飲ませます。前回もお伝えしたようにマッサージをしながら飲ませるとよりいいですよ。1日に8回以上の頻回授乳をしましょう。

そうすることで乳管のつまりが解消され、乳腺炎が解消されます。

授乳してもおっぱいのしこりが取れないときには搾乳が必要かもしれません。

オーストラリアでは搾乳機を使うことがものすごく多い‼でも、乳腺炎を起こしている時は搾乳機より手で搾った方がいいと思います。というのは、搾乳機は所詮、吸引しているだけ。

おっぱいのどこが詰まっているからここを搾ろう、ということはできません。手で搾るときには、しこりのあるところを狙って搾ることができます。ですが、自分で搾るのはなかなか難しいです。私でよければお手伝いします。ご連絡ください(ohana_in_mel@yahoo.co.jp)。

水分をしっかりとって休息をと取りましょう

そのほかの対策として水分をしっかりとって休息をしっかりと取りましょう。乳腺炎を起こしている時は身体もしんどいです。ストレスや疲れが原因で乳腺炎を起こすことも多々あります。

ご主人や家族に協力をしてもらい、身体をあたたかくしてゆっくりと休むことが大切です。

おっぱいと食事の関係には明確な科学的根拠がありません。ですが、やはり偏った食事や不摂生をしているとおっぱいトラブルを起こしやすいです。

(私は2人目のとき、日本帰国中に調子に乗ってミスドを食べたら詰まりました。。笑)

おっぱいの調子が悪い時にはいつも以上に食事に気を付け、脂っこいもの・甘いものを避け、やはり和食がいいと思います。

私たちの身体は日本の遺伝子でできています。日本人の食事がやはり一番合っているんです。いよいよ乳腺炎の症状が出てつらいときには、1週間くらいお粥と具沢山味噌汁にしてみるのもいいと思います。水分が取れ、身体もあたたまりますよ。

おっぱいも美味しくなり、赤ちゃんがよく飲んでくれるようになると思います。

人生の中でのほんのわずかの母乳育児生活。

ぜひ、快適に、お子さんと楽しみながら過ごしてもらいたいな♪と切に思います。

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