こんにちは、助産婦のチエコです♪
前回は赤ちゃんの入院バッグの準備についてお話ししました。今回はお母さんの入院バッグの準備についてです。
お母さんの入院バッグ
簡単に言えば、自分が泊りがけの旅行にいるときに何がいるかなと考えるといいと思います。病院にはバスタオルこそあるものの、それ以外は特に何もありません。病院にはバスタオルこそあるものの、それ以外は特に何もありません。なので素泊まりの宿に行くなら何が必要かな?と考えてみてくださいね。そうすると、歯ブラシやシャンプー、携帯電話の充電器など、必要なものが見えてきます。
ただ旅行とは違うのは、もちろんのことながら出産するために家を離れるということ。
自分が過ごしやすい、動きやすい服
出産のときに自分が過ごしやすい、動きやすい、汚れてもいい服装を用意します。
私は主人の古くなったティシャツを用意していました。これだとゆったりと着られるし、汚れても捨ててこればいいな、と思って。
授乳することを考え、胸が出しやすい服
また産後の服装は、母乳を予定しているのであれば授乳することを考え、胸が出しやすいものを用意します。
私は前ボタンのパジャマを用意しました。
授乳用の服は胸を出せるようにデザインされていますが、助産婦として働いていて、この手の服は授乳しにくいな、とよく思います。というのも、胸がしっから出せないからです。(入院中、上半身裸で授乳しているお母さんを度々見かけます。そのほうが授乳しやすいんですよね。)
赤ちゃんもお母さんも授乳に慣れてこれば授乳用の衣類も使い勝手がよくなるかもしれません。
生理用のショーツを用意するか、使い捨ての履くタイプの生理用品
日本だと産褥ショーツを用意することが多いですが、オーストラリアでは必要ありません。生理用のショーツを用意するか、使い捨ての履くタイプの生理用品を用意します。
こちらでは、生理用のショーツではなく、普通のショーツを履いている人を多く見かけます。でも、生理用のもののほうが漏れる心配がなくいいかと思います。
産後のパッドも用意します。これは生理用のもので構いません。
スーパーにいくと、マタニティ用として大きなサイズのものが売っていますが、普段の夜用ナプキンくらいで事足りるかと思います。もしマタニティ用を用意するなら、1パックでいいでしょう。
産後、しばらくは出血が続きますが、生理の多い日以上の出血が続くことはないはずです(あれば病院に連絡してくださいね)。
それから、妊娠中の健診の記録があれば持参します。
妊娠前から、もしくは妊娠中に飲んでいた薬
また、妊娠前から、もしくは妊娠中に飲んでいた薬があれば持参します。
降圧剤などの処方薬に関しては、入院中に担当医が新たに処方し助産師から受け取る形での内服になるかもしれません。妊娠糖尿病があり、血糖値を検査していた方はその検査キットも持っていきましょう。
旅行に行くのではなく、出産に行きます。
旅行に行くのではなく、出産に行きます。
出産までの間、自分がどんな風に過ごしたいか、出産後に赤ちゃんとどう過ごしたいかを考え、そのためには何が必要か考えましょう。
たとえば、病院の明るい蛍光灯の下で過ごすより、少し薄暗いところのほうが落ち着けそう、と思うなら、卓上のランプを持っていくのがいいかもしれません。
陣痛の間、好きな音楽、好きな映画、好きな香りを感じながら過ごしたいなら、それも用意します。
また、陣痛の際にも、夜中の授乳の際にも、何か少し食べられるものを用意しておくのもいいかと思います。
母乳パッドは?
入院中に必要のないものとして、母乳パッドがあります。これはおっぱいが出すぎて洋服が濡れるくらいに漏れてしまうときに使います。入院中にそこまで母乳が出ることはまずありません。
また、母乳育児が軌道に乗った後も、母乳の分泌量が赤ちゃんの必要としている量とバランスが取れていれば、おっぱいが漏れる、ということはあまりないはずです。
ちなみに、私は2人の子どもを母乳のみで育てましたが、母乳パッドは1度も使わず、でした。