特別支援学校に通う流れと卒業後の進路とは?

中学・高校

前回の記事では、スペシャルニーズスペシャルスクールについて詳しくご紹介しました。スペシャルニーズとは、日常生活や学習に困難を感じる人に対する特別な支援や配慮を指し、身体障がいや知的障がい(ID)、自閉スペクトラム症(ASD)、慢性疾患やグレーゾーンの人々への支援も含まれます。また、特別支援学校の特徴として、少人数制のクラス編成や充実したリソースがあり、個々の生徒に合わせた支援が受けやすい点が挙げられます。

さらに、発達の遅れが気になる場合、まずGPや小児科医に相談するプロセスについても解説しました。特別支援が必要かもしれないと感じた際のサポート方法や進むべきステップも紹介しています。

今回は特別支援学校に通う流れと卒業後の進路とは?についてお話していきます。

特別支援学校に通う経緯は?

先述の通り、まず診断が下りていて補助金のカテゴリに申請出来て特別支援学校に入れる資格があることが第一条件なので、診断のための検査を受ける手続きを始めることが最初に行うことです。

その上で子どもが通える学校のオプションを知ること、そしてその中で我が子が一番必要な支援をしてくれそうな学校を探します。

– 公立普通校(まだ数は少ないですが、Supported Inclusion Programのある学校も)
– 私立・独立校
– 公立特別支援学校、など

学校の入学に関しては、学区のあるところもあるので Find My School というサイト(https://www.findmyschool.vic.gov.au/) で確認して、学区内の普通校に連絡を取りスペシャルニーズの子どもにどんな支援をしているかなども確認したり、特別支援学校への入学・転学を視野に入れている場合にはどんな手続きが必要なのかも聞くことが出来ます。

また人数的には多くないかと思いますが、一週間のうち特別支援学校と普通校両方に週数日ずつ通う、Dual Enrolment という制度もあります。

(Dual Enrolmentは特別支援学校から普通校への将来的な転校に向けての準備期間として行われることが多いです。)

我が家の三男がどのような経緯でASDとIDの診断を受け、特別支援学校に通うようになったかの経緯はまた別の記事で述べたいと思います。

必要としているサポートを得られるために必要な書類などは?

子どもの特性や診断結果によって受けられるサポートや必要な書類は変わるので、まずは小児科医と相談してどんな検査が必要なのかを知って、その準備をして検査を受けます。

それからその診断結果を持って、入学希望の学校に連絡するという流れになります。

特別支援学校卒業後の進路は?

子どもの特性や興味によって、様々なオプションがあります。

進学をする人もいれば、Disability関連のNPOでボランティアやアルバイトをする人、Day Programに参加して興味のあることを学んだり、少しでも独立して生活出来るように生活スキルを学んだりする人など様々です。

特別支援学校では高校生くらいの歳になるとDisability関連のNPOでボランティア活動をする機会があったり、興味のある分野のTAFEのコースで勉強したりなど、卒業後に向けての準備が始まります。

学校も相談に乗ってくれますし在学中にも説明会があったりするので、卒業したけどさあどうする?!と路頭に迷うことはまずないでしょう。

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