子どもの誕生日に映画館で特別なお祝い!Vjunior体験ガイド

子育て

今年、8歳になる次女のお誕生日会をどこで開催するか悩んでいました。

昨年は、ピザ作りと陶器ペインティングが体験できるカフェのバースデーパーティーメニューを利用しました。

次女の誕生日は9月初旬で、メルボルンの9月は寒く、天気も不安定です。

自宅は6人以上の子どもを招くには狭すぎるため、夏なら夫と義父が作ってくれたウッドデッキでパーティーができるのですが、それも難しそうでした。

「屋根があって、寒くなくて、7〜8歳の子どもたちが楽しめる場所で、なおかつ私も楽ができる企画はないか…」と考えていると、近所のWestfieldのショッピングモールに滑り台付きの子ども用映画館があることを思い出しました。

そこでバースデーパーティーを開いている人を以前見かけたような気がします。

8歳なら親がいなくても静かに映画を観られる年齢だし、友達と映画に行くのは楽しいだろうと思い、次女と相談して今回は映画館でのお祝いに決めました。

映画館はオーストラリアの大手劇場チェーンVillage Cinemaです。しかし、Village Cinemaのウェブサイトには子どものバースデーパーティーができることが書かれているものの、実際には開催プランがなく、具体的なガイドも見当たりませんでした。

さらに、ウェブサイトでは情報が分散しており、電話での問い合わせも受け付けていないため、計画を立てるのが非常に大変でした。

そのため、同じように映画館でお誕生日をお祝いしたい方のために、ここで開催ガイドをまとめました。

Vjuniorの紹介

Vjuniorは、オーストラリアの大手劇場チェーン、Village Cinemaのサービスの一つで、主に小さな子どもとその家族が映画を楽しめる映画館です。ビクトリア州には以下の6カ所で利用可能です。

  • Fountain Gate
  • Geelong
  • Knox
  • Plenty Valley
  • Southland
  • Sunshine

Vjuniorの特徴としては、音量や照明レベルが子ども向けに調整されており、映画の途中に10分間の休憩があります。

また、シアター内には大きな滑り台やディスコスペースがあり、子どもたちは映画が上映されていない間に遊ぶことができます。

さらに、映画の30分前からエントランス部分でおもちゃやメガ・ブロック・ウォール、インタラクティブ・デジタル・スクリーン等で遊ぶこともできるため、待ち時間も楽しめます。

また、シートの種類も豊富で以下の3種類から選べます。

  • スタンダードシート
  • ビーンバッグシート
  • リクライニングシート

下の子が小さいけど、上の子が映画館で映画を観たがる場合に最適な映画館です。

ビーンバックシート
Vjuniorのビーンバックシート

パーティーの計画

招待人数と日時

  • 招待人数:7人(7〜8歳の女の子)
  • 日時:次女の誕生日に近い週末の土曜日
  • イベントテーマ:ポップコーンとドリンクを楽しみながらみんなで映画を観るお誕生日会

PublicセッションかPrivateセッション?

Village Cinemaでは、PublicセッションとPrivateセッションの2種類があります。

今回は招待人数が少なかったためPublicセッションを利用しましたが、20名以上の場合はシアターを貸し切るPrivateセッションも可能のようです。

詳細は、Village Cinemaのバースデーパーティー情報ページをご覧ください: Birthday Parties

映画の選択の問題

パーティーの計画を1ヶ月前に始めましたが、ウェブサイトには開催日の映画が『ライオンキング(1994年)』しか表示されていませんでした。

この映画は私が子供の頃の映画で、今8歳の女の子たちには少し古すぎる印象です。

他の映画は上映されないのか問い合わせフォームで聞いてみても、肝心な質問に答えてくれない自動応答しか返ってきません。

電話で確認しようとしても、Village Cinemaは電話での問い合わせを受け付けていないため、仕方なく「function(イベント担当者)」宛にメールを送りました。

Funcrionのメールアドレスは主に貸切サービス用なので返信がもらえるか不安でしたが、親切な返信をもらうことができました。

メールでは、Vjuniorの映画は1週間前に公開されること、また、招待状では「Keep the date」として参加者に日程を確保してもらい、映画の時間が決まった時点で知らせる方法が良いとのアドバイスを受けました。

そのため、招待状には

「Movie times are only available 7 days ahead, so please keep the date. We will SMS to confirm movie time 5 days before.(映画の時間は7日前に公開になりますので、この日を空けておいてください。5日前には映画の時間をメールします)」

と記載しました。

お誕生日会の招待状
お誕生日会の招待状

5日前の状況

週末の映画スケジュールが一週間前に公開されると聞いていたため、待っていましたが、5日前になっても公開されないので直接車を飛ばしてVillage Cinemaまで行くことにしました。

カウンターのスタッフに確認すると、Vjuniorの週末のスケジュールは月曜の18時以降に公開されるとのことでした。

18時になり、ようやくウェブサイトで映画のスケジュールが公開されました。

参加を表明してくれていた親御さんに

「当日は2時半に現地に集合してください。ミニオンズを見ます。ポップコーンとドリンク、チョコレートを食べる予定なので、アレルギーのあるお子様は教えてください。」

とSMSを送りました。

前回、ピザパーティーを開催した際にはハラル対応のリクエストがあったため、今回も少し心配していましたが、今回はメニューがポップコーンやドリンク、チョコレートであり、ハラルの制限に関わるものがなかったので、特に誰からも食べ物に関するリクエストは来ませんでした。

その後、Village Cinemaのウェブサイトで Kids Experience eVoucher ($23.00)をうちの子供たちを含め9枚分購入しました。

バウチャーには映画チケット、Sサイズのポップコーンとドリンク、チョコレートが含まれています。

しかし、このバウチャーは24時間経たないと使用できないため、映画の予約は翌日となりました。

4日前

バウチャーが有効になったため、Village Cinemaのウェブサイトから映画を予約しました。

Vjuniorでは、スタンダードシート、ビーンバッグシート、リクライニングシートの3種類から選べますが、ビーンバッグシートとリクライニングシートは小さい子供連れの家族用のイメージがあったので、スタンダードシートの横一列を選びました。

また、全部で11席必要にも関わらず一度に10席までしか予約できなかったため、2回に分けて予約する必要がありました。

バウチャーの番号も一つずつ入力する必要があり、9つ分の入力は少し手間がかかりました。

また、映画によっては追加料金がかかるため(これはバウチャーのページにも書かれています)、購入手数料を入れて最終的に一人あたり約$5.4の追加料金が発生しました。

それでもバウチャーを使った方が一人$5くらいは安くなるようです。

バウチャーはすべて印刷して当日持っていく必要があります
バウチャーはすべて印刷して当日キャンディーバーで使用するために持参する必要があります

当日

当日の朝、一人の親御さんからメッセージが届きました。

「下の妹も一緒に行きたがっているのですが、追加で参加させてもらえますか?もちろん、費用はお支払いします」

とのことでした。

妹さんは5歳くらいでしたが、お姉さんが妹の面倒を見れるタイプだったのと、トイレも自分でできる年齢だったので承諾しました。

映画開始の30分前に映画館でみんなと待ち合わせました。

例の姉妹の親御さんには妹さんの分を追加でカウンターで購入してもらい、子供8人を引率して映画館に入りました。

最初にドリンクの注文を聞く際、少し混乱しましたが、幸いなことにVjuniorには専用のキャンディーバーがあり、混雑もなくスムーズに対応してもらえました。

Vjunior専用のキャンディーバー
Vjunior専用のキャンディーバーと奥はエントランスのプレイスペース

店員さんも丁寧で、子供たちの注文に辛抱強く応じてくれたので助かりました。

ドリンクの希望を伝えた後、子供たちはエントランスにあるプレイスペースで自由に遊び、ポップコーン、ドリンク、そしてM&Mのミニサイズのチョコレートを手に、いよいよシアターへ移動しました。

ポップコーン、ドリンクとチョコレート
ポップコーン、ドリンクとチョコレート

映画が始まってからは、子供たちは楽しそうに観ており、特に問題なくスムーズに進みました。

途中の10分間の休憩では、トイレに行きたい子を私が連れて行きました。

一方で、行かない子はシアター内に残り、滑り台や前方のディスコエリアで踊って楽しんでいました。

シアター内の滑り台。休憩中に遊べます
シアター内にある大きな滑り台。休憩中に遊べます
シアター内のスクリーンの真下にあるディスコスペース。踊ったり、側転したりみんなで楽しそうでした
シアター内のスクリーンの真下にあるディスコスペース。みんなで踊ったり、側転したり

夫にはその間、残ってシアター内の子どもたちの様子を見てもらいました。

映画が終わった後は、次女からお友達にGoody bag(おみやげバッグ)を渡し、親御さんにお子さんを引き渡しして無事にお誕生日のお祝いが終了しました。

終わってみて

来てくれた子どもたちはプレイエリアで遊んだり、お友達との映画館という特別感を味わい、楽しんでくれたようです。

もちろん次女にとっても、お友達と一緒に映画館に行けたことで、特別な誕生日会となりました。

親として計画が楽だったかというと、情報不足やいろいろな制限に振り回されましたが、当日はほとんど座って映画を観るだけだったので、進行自体は楽でした。

この記事を読んでくださった皆さんは、きっと私よりもずっと楽にVjuniorでバースデーパーティーを計画できると思います!

※価格や詳細は変更される場合がありますので、あくまで参考としてご覧ください。

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