【第一回】突っ込みどころ満載だった、オーストラリアのお弁当文化

子育て

はじめまして!
メルボルンで8歳と10歳の子どもを育てるシングルマザーで、フルタイム保育士として働いているまこです。
このコラムでは、オーストラリアでの子育てに欠かせない“ランチボックス文化”について、私の経験やアイデアを少しでもシェアできたらと思っています。

上の子は現在小学5年生。
3歳のキンダーから通っていたので、お弁当作り歴は8年になります。
そして、オーストラリア“あるある”の、幼児との外食が難しい問題にも悩まされ、2歳の頃からどこに行くにもお弁当を持っていました。
そう考えると、もう約10年お弁当を作り続けていることになります。
当初に比べて、お弁当への考え方もずいぶん変わりました。

まず、プレップに入学して最初にぶつかった壁は、それまで全部残さず食べてきたお弁当の、半分以上が残って帰ってきたこと。
作る内容も、詰め方もサイズも何も変えていないのに、これはちょっとショックですよね?

でもその謎解き、意外と簡単でした(笑)

学校にもよると思いますが、多くの学校では午前中に「ブレインブレイク(brain break)」という短い休憩があり、まずフルーツやヨーグルトパウチなどを食べるそうです。
その後、リセス(Recess)と呼ばれるもう一つの短い休憩時間にも何か食べて、ランチタイムは1時半ごろから、少し長めの休憩の中で食事を取るという流れ。

ところが、娘がプレップのときに通っていた学校では、ランチタイムはわずか15分ほど。
時間が来ると教室から出されるという、日本の学校に通っていた私からすると、驚きのシステムでした。

「先生も一緒にゆっくり食べないの?」
「ちゃんと噛んでごっくんは大事じゃないの?」
「お弁当を並べて友達と食べるのって楽しいじゃん?」
などなど、頭の中はハテナでいっぱい。
でも、文句を言っても始まらないので、そのシステムに合わせたお弁当作りを心がけるようになりました。

私が当初気をつけていたこと

  • 基本手作り
  • 新しいものは挑戦しない
  • 野菜・フルーツを多く取り入れたカラフルなお弁当
  • なるべく小分けにする

当時はスナックも、マフィンやエナジーボールなどを頑張って作っていました!(これは本当は今でも時間があれば続けたいです)

現在気をつけていること

  • 子どもが好きなものを入れる(今でも残されるとちょっとズキンときます)
  • 周囲に合わせてサンドイッチ多め。でも日本人ママの意地で、週1回は寿司かおにぎりの“お米弁当”
  • スナック多め

…と、だいぶ変わりました(笑)

子どもが大きくなるにつれて、本人たちの意見も取り入れるようになり、また「遊びたい盛りの今、空腹でいてほしくない」という思いも加わって、どんどん実用重視に。
そして何より、時短・自分の負担軽減! これに尽きます。

次回は、おすすめのランチアイテムやスナックを紹介していきます。これから少しの間ですが、どうぞよろしくお願いします!

Mako

メルボルン在住、8歳と10歳の子どもを育てるシングルマザーで、フルタイム保育士。Instagram(@mybento_aus)では、子どもが実際に食べているリアルなお弁当を週に数回シェア。オーストラリアで子育てをする日本人や現地のママたちから、飾らない子育てと日常のお弁当に垣間見える“リアル”が共感を呼んでいる。

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